認証の目的
JIS C 4441(電気エネルギー貯蔵システム―電力システムに接続される電気エネルギー貯蔵システムの安全要求事項―電気化学的システム)では、蓄電システムに対して、JIS C 8715-2(産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム―第2部:安全性要求事項)に基づくプロパゲーション試験の実施を義務付けています。
このプロパゲーション試験(類焼試験)は、蓄電システムに内蔵された1つのリチウムイオン電池セルが熱暴走により発火した場合でも、火炎が蓄電システムケース外に露出しないことを確認するための試験です。
特に家庭用蓄電システムは、住宅の外壁や建物に隣接して設置されることが多く、万が一内部の電池に異常が発生しても、周囲への延焼リスクを最小限に抑える性能が求められます。この試験に適合している蓄電システムであることは、住宅の安全性確保にも直結する重要なポイントです。
JETでは、蓄電システムのさらなる普及と安全性向上を目的として、耐プロパゲーション性能を備えた蓄電システムであることを認証する「JIS C 4441プロパゲーション試験認証」を開始しました。
この認証制度により、購入者や設置者が安全性能をJET認証マークによって容易に確認できる仕組みをご提供いたします。
試験方法
本認証で実施される試験は、JIS C 4441:2021 の 8.2.5項に規定されたプロパゲーション試験に準拠しています。
意図的に一部セルを熱暴走させ、火炎が外部に露出しない構造であるかを確認します。
認証制度
本認証は、S-JET認証と同様の認証手順で実施されます(※認証マークを除く)。
認証マーク
本認証に適合した蓄電システムには、JIS C 4441プロパゲーション試験認証マークを表示することができます。
これにより、耐プロパゲーション性能を有する製品であることを明確に示すことが可能です。
| JIS C 4441プロパゲーション試験 認証マーク横 | JIS C 4441プロパゲーション試験 認証マーク縦 |
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今後の蓄電システムにおいては、プロパゲーション試験への適合は基本性能として求められる時代となってきています。
安全性を重視する製品設計・開発の一環として、ぜひ本認証の取得をご検討ください。