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このマークは、俗に「エスマーク」と呼ばれる第三者認証マークです。それでは、第三者認証マークとは、いったいどのようなマークでしょうか? 第三者認証マークとは、そのままズバリ、製造・輸入事業者や販売事業者などと利害関係のない公正・中立な「第三者」が、電気製品の安全性を「確認(認証)」した証のマークです。 ついでながら、このマークを発行する制度を「第三者認証制度」と呼び、公正・中立な第三者のことを「第三者認証機関(JETなど)」と呼んでいます。
なお、第三者認証制度は、法律で義務付けられた制度ではありませんので、第三者の確認(認証)を受けるか否かは、事業者の意志で決めることになります。
この制度は、あらゆる電気製品を対象に平成7年から開始されましたが、 現在では、店頭で販売されている主な電気製品(テレビ、冷蔵庫等)の約7割にこのマークが表示されるようになりました。 ご家庭で使われている電気製品に、マークが付いているか探してみてはいかがでしょうか。
マークの表示例(扇風機の場合)
マークは、法律で義務付けられたものではないことを先ほどお話ししましたが、 どうして強制でもないのに、製造事業者や輸入事業者は、第三者認証を受けてマークを 表示するのでしょうか?
それは、製造事業者や輸入事業者が、自ら電気製品の安全性を確認するのはもちろんのこと、さらに第三者にも安全性を確認してもらうことによって、 より安全性の高い電気製品を製造・輸入していることを、販売事業者や消費者などにアピールするためです。
これにより、製造事業者や輸入事業者は、自信を持って製品を製造・輸入・販売することができますし、もちろん消費者にとっても、 安全な電気製品を選ぶ際の目安となり、安心して電気製品を購入することができるのです。
このマークの意味は、
- ○はGlobe(地球)を表すとともに、「認証を利用する事業者」、「認証を行う認証機関」、 「認証製品を販売する事業者」、「認証製品を使用する消費者」間の信頼の和を表します。
- SはSafety(安全)を表します。
- ○とSが合体した全体は、 安全性認証関係者間の変わらぬ信頼関係で成り立つグローバルな観点に立った安全性認証を表しています。
実際の認証製品には、 マークと、製品を認証した機関のロゴマークと組み合わせて表示されます。
電気製品認証協議会(会長 横山明彦 東京大学教授)は、学識経験者、電気製品等の製造、輸入、流通、消費者等の団体並びに認証機関で 構成されており、我が国の電気製品等の安全性の向上及び普及に貢献することを目的として、平成6年12月8日に発足しました。 電気製品認証協議会は、第三者認証機関が電気製品の安全性を確認した証である マークを推薦し、安全な電気製品の普及に努めています。
みなさんは、電気製品の安全性について規制する法律があることをご存じでしょうか?その名も「電気用品安全法」。 じつは、この法律によって、平成13年4月より、電気製品の製造・輸入事業者は、法律にしたがい 「マーク」、 「マーク」 といった安全マークを必ず表示することが義務付けられたのです。
は、法律を守って製造もしくは輸入された「特定電気用品」に表示されるマークです (JETは、検査を行った機関名)。
「特定電気用品」には、主に部品(電線、ヒューズ、コンセントなど)、消費者が普段目にすることのない場所で使用されるもの (電気温水器、ポンプなど)、子供やお年寄りが使うものや肌に直接ふれるもの(おもちゃ、マッサージ器、家庭用治療器など)などがあります。 定められた機関で試験を行うことが法律で義務付けられています。
は、法律を守って製造もしくは輸入された「特定電気用品以外の電気用品」に 表示されるマークです。
「特定電気用品以外の電気用品」には、一般家庭などのコンセントにつないで使用するもの(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビなど)などがあります。
電気製品にもよりますが、このマークはおおむね電気製品の側面や裏面についている銘板などに表示されています。 製造・輸入事業者が、自分たちで安全性を確認したうえで表示されます。
もう皆さんはおわかりですね。そう、電気製品を購入するときにマークを確認すればいいのです。まず確認してほしいのは、 法律を守って製造・輸入した電気製品である証のマークや マーク。そして、万全を期すのであれば、 さらにマークが付いているか確認して下さい。
お問い合わせ先
電気製品安全センター | TEL:03-3466-5131 | FAX:03-3466-9204 | E-mail:center@jet.or.jp |
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更新日付:2018.05.01