電磁界にはどのような性質・作用があるのでしょうか?

電磁波(電磁界)は、次表に示すように、電離放射線と非電離放射線に分けられます。50/60Hzの商用周波電磁界は非電離放射線に属しています。非電離放射線は、超低周波電磁界(0〜300Hz)や電波及び光などのように比較的波長が長くエネルギーが小さいため、電離放射線(ガンマ線、X線など)のような、物質に衝突して原子から電子を引き離す能力(電離作用)を持ちません。したがって、細胞内の遺伝子を直接に傷つける作用はありません。

電磁波(電磁界)は波のある海のようなものですから、波の与える影響は波の大きさ(高さ)、波の長さ(波長)によって、その作用が変わります。電磁波(電磁界)は、その周波数毎に様々な名称で呼ばれ、それぞれの性質に応じて様々な用途に利用されています。

本ホームページでは一般の人が日常的に接する家電製品や送電線等の電力設備に使われている50/60Hz(商用周波数)の電磁界の健康に対する影響について考えていきます。50Hz、60Hzの電流から発生する電磁界の波長は、それぞれ6,000km、5,000kmと、地球の半径に相当する長さで、空気中では遠くに伝わる性質は弱く、距離とともに急激に弱くなります。

(参考)周波数と波長

■ 代表的な電磁波(電磁界)の種類と用途
代表的な電磁波(電磁界)の種類と用途表